テクノロジーの問題は政治問題だとして、政治勢力として集まる動きがあるという記事を読みました。
テクノロジーの問題が政治問題と直結していることは間違いないでしょう。というより、テクノロジーの問題多くは既に社会問題の領域にあって、政治の介入を必要としていると思います。しかし、
「民主主義がここまで発展したのは、開放政策と自由な言論のおかげだ」
という論拠によって、
ファイル交換(PtoP)やオープンソースの擁護者を結集
という話になると、少し疑問を感じます。
ここで「民主主義」という言葉が使われていますが、確かに「独裁主義」よりも「民主主義」の方が優れていて、それには自由な言論が必要であるという主張はあり得ると思います。
しかし、一方で、20世紀には「資本主義」と「社会主義」という対立軸がありました。資本主義は、私有財産の保証があって成立するものだと思います。思うだけで根拠を示せませんが(汗)。ああ、なんていい加減な感想文。
その点から考えると、公開することに力点を置き、私有財産の権利保証に対する不安を解消できるか不透明な方法は、たとえ民主主義の成功法則に沿っていても、資本主義の成功法則に沿っていない可能性があり得ます。
もし、資本主義が正しいと仮定すると、このような政治運動は成功しない可能性も考えられると思います。根拠はないけど。まあ、感想文なので、根拠はなくても良いのですが(汗)。